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<新興国eye>前週の上海総合指数、世界同時株安受け一時4年ぶり安値に=BRICs市況
2018-10-15 10:02:00.0
前週(8−12日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の12日終値が9月28日終値比7.6%安の2606.91となり、3週ぶりに反落した。
前々週(1−5日)は中国の建国記念日にあたる「国慶節」(1−7日)の祝日のため、休場だった。
1週間ぶりに取引が再開された週明け8日の指数は反落して始まった。中国からの資本流出懸念と元安懸念が強まり、売りが先行した。ただ、その後は政府による景気支援対策期待が相場を下支えした。中国国務院が輸出の際の付加価値税の税還付率を11月から引き上げることを決定した。
9日は小反発。10日も小幅ながら続伸した。国務院が運輸構造調整3年行動計画(18−20年)を公表し、その中で、最終年度の20年までに鉄道貨輸送量を17年比30%増に引き上げることを示し、買いが優勢となった。
11日は急落。米利上げ、米中貿易摩擦の激化、IMF(国際通貨基金)による世界金融の安定性と成長へのリスクに対する指摘などが売り材料となり、世界的な株安が進行。中国株もハイテク株などを中心に売られ、指数はほぼ4年ぶり安値を付けた。
週末12日は反発。前日の相場急落で安値を拾う動きが活発化したことや、9月貿易統計で輸出が前年比14.5%増と、米国の追加関税発動前の駆け込み輸出増もあったとはいえ、市場予想を上回り急増したことが好感された。
今週(15−19日)の株式市場では引き続き米中貿易摩擦などの地政学的リスクや海外市場の動向、景気対策、人民元相場、コモディティー相場などが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は16日の9月CPI(消費者物価指数)と9月PPI(生産者物価指数)、19日の中国7−9月期GDP(国内総生産)と9月鉱工業生産、9月小売売上高、1−9月都市部固定資産投資、20日の9月70都市住宅価格など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




