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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ財務省、年末まで全商品10%値下げするインフレ対策を発表

2018-10-11 11:01:00.0

 トルコのベラト・アルバイラク財務相は9日、トルコリラの急落や膨大な経常赤字によってもたらされた年率20%を超す高インフレから脱却するため、民間セクターの協力を得て、年末まで全商品の価格を最低10%値下げすることを柱としたインフレ対策「トータル・ファイト・アゲンスト・インフレーション」を明らかにした。地元紙ヒュリエトが伝えた。

 同国のインフレ率は直近の9月で前年比24.52%と、8月の17.9%上昇から一気に6.6ポイントも加速。15年ぶりの高水準となっており、インフレ率は6カ月連続で伸びが加速するという異常事態が続いている。こうした高インフレが続いていることを受けて、政府は9月20日に発表した19−21年の向こう3年間の新中期経済計画で、21年までに5%増の経済成長率と6%上昇のインフレ率の達成目標を示した。18年の物価目標は20.8%だが、19年は15.9%上昇、20年は9.8%上昇、21年は6.0%上昇と、今後3年間でインフレを鎮静化したい考えだ。

 アルバイラク財務相はインフレ対策の発表で、「インフレを抑制し、物価を安定させるには、政府や関係機関だけでは困難だ」と述べ、民間セクターによる自主的な商品価格の値下げが不可欠と訴えた。

 電気と天然ガスの値上げ凍結やVAT(付加価値税)の税還付手続きを年末までに終了するよう急ぐこと、さらには、銀行は高金利ローン商品の金利を10%引き下げることも含まれる。また、農業省では35品目の肥料に対し、10%の値引きを実施する他、すでにトルコ食肉・牛乳委員会も10品目で10%値下げしている。大手スーパーでも仏大手カルフールや地場のBIM、ショック、ミグロス、メトロの各社も2カ月間にわたって、50品目の商品を半額にする方針だ。一方、トルコのエルドアン大統領は国民に対し、異常な値上げを行っている小売業者を政府に報告するよう呼び掛けている。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社