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<新興国eye>前週のインド株、景気後退懸念やルピー安で5週続落=BRICs市況
2018-10-09 10:26:00.0
前週(1−5日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の5日終値は前日比2.25%安の3万4376.99と3日続落し、週間ベースでも9月28日終値比5.11%安となり、5週続落した。
週明け1日の指数は4日ぶりに反発して始まった。前の週まで相場が4週連続で下落したことで底値を拾う動きが強まった。この他、大手ノンバンクのデフォルト(債務不履行)により金融市場で信用収縮懸念が強まったことを受けインド準備銀行(RBI)が10月に3600億ルピーの国債買い取りなどを通じ金融システムに流動性を供給すると発表したことも好感された。
翌2日は「マハトマガンジー生誕日」の祝日で休場。取引が再開された3日は反落し、週末5日まで3日続落した。
3日はインドのGDP(国内総生産)の先行指標とされる8月の主要8産業生産高が前年比4.2%増と前月の7.3%増を大幅に下回り景気鈍化懸念が強まったことや、インド通貨ルピーの下落が嫌気され、売り優勢となった。
4日もアジア株が軟調となりインド株も売られた。また、政府が国民負担軽減策としてガソリンとディーゼル油を1リットル=2.5ルピー値下げすると発表したのを受けて、世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズなどのエネルギー株が売られ下げを主導した。
5日、RBIは利上げが大勢だった市場予想に反し政策金利の据え置きを決定したものの、インフレ加速への懸念からインド株は一段安となった。
今週(8−12日)のインド市場は、米中貿易摩擦問題などの地政学リスクや国内景気、主要企業ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表は10日のマネーサプライ(M3)や12日の9月CPI(消費者物価指数)と8月鉱工業生産など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




