youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>マッキンゼー、カンボジアの高度成長を評価

2018-10-05 11:31:00.0

 国際的なコンサルタント会社のマッキンゼーは、「成績優秀国:高度成長新興国とそれを支えた企業群」と題する報告書を発表しました。

 世界71カ国の経済を分析し、「成績優秀国」として、カンボジアを含む18カ国を選定しました。過去50年間で平均3.5%以上の一人当たりGDP(国内総生産)成長の実績を残した長期的優秀国7カ国と、過去20年間の平均で5%以上の一人当たりGDP成長の実績を残した最近の成績優秀国11カ国が選定されました。

 長期的成績優秀国は、中国(一人当たり平均GDP成長率7.3%)、韓国(同6.2%)、シンガポール(同5.2%)、タイ(同4.3%)、香港(同4.0%)、マレーシア(同3.8%)、インドネシア(同3.6%)でした。

 最近の成績優秀国は、ミャンマー(一人当たり平均GDP成長率8.9%)、アゼルバイジャン(同8.2%)、トルクメニスタン(同6.1%)、カンボジア(同5.8%)、ラオス(同5.4%)、インド(同5.3%)、ベトナム(同5.1%)などとなっています。

 成績優秀国を分析した結果として、成功要因は、生産性(競争促進、全要素生産性の伸び)、所得(賃金の上昇、中間層の大幅増加)、需要(輸出増加、消費大幅増加、世界経済との高い連結性)などを挙げています。

 カンボジアは、アジア新興国の中でも最も成功した国の一つであることが明確に示されている報告書です。

【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。

◎当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。

提供:モーニングスター社