youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>フィッチ、トルコ大手20行の発行体格付けと12行の存続性格付け引き下げ

2018-10-03 10:37:00.0

 米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスは1日、通貨危機に陥っているトルコの国営銀行を含めた大手20行とその子会社の外貨建て長期発行体デフォルト格付けをいずれも1段階引き下げた上で、格付けに対する見通し(アウトルック)も引き下げ方向で見直す「ネガティブ」としたことを明らかにした。

 発行体デフォルト格付けは債務を期日通りに履行する能力を評価するもの。20行のうち、外資系銀行は「BB」から「BB−」に、国営銀行も「BB−」から「B+」に引き下げられた。フィッチは格下げ理由について、いずれもトルコの外部資金調達が困難になっていることを挙げている。

 また、フィッチは12行のバイアビリティ格付け(VR、存続性格付け)もいずれも「BB−」から「B+」に引き下げた。

 格下げ理由については、トルコ通貨リラが前回7月20日の調査時点から対ドルで約20%も下落したことや、トルコ中央銀行が9月13日に通貨防衛とインフレ抑制で政策金利を17.75%から24.00%へと大幅利上げを決めたこと、さらにはフィッチが9月4日にトルコの今年の経済見通しを前回7月予想時点の4.5%増から3.8%増に、また19年の見通しも3.6%増から1.2%増に、それぞれ下方修正したことから、今後、銀行の業績や不良債権、自己資本、流動性、外部からの資金調達の見通しが悪化する見通しを挙げている。

 この他、政府系のトルコ輸出入銀行とトルコ開発銀行(TKB)の2行の外貨建て長期発行体デフォルト格付けは、それぞれ「BB−」と「BB」のまま据え置かれた。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社