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新興国ニュース

<新興国eye>チェコ中銀、賛成多数で0.25ポイント追加利上げ―3会合連続

2018-09-27 13:45:00.0

 チェコ国立銀行(中央銀行)は26日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を6対1の賛成多数で0.25ポイント引き上げ、1.50%とすることを決めた。27日から実施される。

 中銀は17年8月会合で08年2月以来8年半ぶりに0.20ポイント引き上げ、同11月会合でも0.25ポイントの再利上げを実施した。12月の会合で据え置きに転じたが、18年2月会合から利上げを実施。5月会合まで2会合連続で据え置いたが、6月会合で4カ月ぶりに利上げを再開した。利上げは前回8月会合に続いて3会合連続、また、17年8月以降では6回目の利上げとなる。ただ、8月会合では全員一致の決定だったが、今回は1人が金利据え置きを主張した。

 中銀は会合後に発表した声明文で、インフレ見通しについて、「現在のインフレ予測では、今年末までのインフレ率は物価目標の2%上昇を上回るが、経済予測期間(19年4−6月期から20年1−3月期)中には物価目標の水準に低下し、20年は物価目標に近い水準が続くと予想している」とし、今後の政策金利については、「こうしたインフレ見通しに呼応して、政策金利は中立金利に向かって上昇していく」の見通しを示した。

 また、中銀は利上げを決めた理由として、「インフレ予測に対する上ブレ・下ブレ両リスクはきっ抗しており、いずれのリスクも微々たるものだ」としたが、「世界的な貿易保護政策の拡大や英国のEU(欧州連合)離脱に絡んだイベントに由来する先行き不透明感がまだ残る」とし、外部環境の変動リスクを挙げた。

 自国通貨コルナについては、「前回会合時のコルナの下落は、投資家の新興国市場に対する信頼低下や米国の政策金利の上昇によるものだった。しかし、最近はチェコ中銀による利上げでコルナが上昇している」と述べ、通貨安懸念が後退していることを示した。前回会合では「これ(継続的な利上げ)は、著しいインフレ圧力の上昇とコルナ相場が下期に下落する見通しへの対応だ」と述べていた。

 中銀の次回会合は11月1日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社