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<新興国eye>ブラジル中銀、全員一致で政策金利を現状維持―据え置き継続を示唆
2018-09-20 12:40:00.0
ブラジル中央銀行は19日の金融政策決定委員会で、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を現行の6.50%のまま維持することを全員一致で決めた。市場の予想通りだった。
中銀は5月会合で、急激なレアル安が輸入物価を押し上げインフレを加速させるリスクが高まっているとして、それまでの利下げ継続から金利据え置きに転換しており、据え置きはこれで前回8月会合に続いて4会合連続となる。中銀は16年10月会合で4年2カ月ぶりに利下げ(0.25ポイント)に転換し、それ以降、今年3月会合まで12会合連続で利下げを実施。16年10月以降の利下げ幅は計6.75ポイントに達していた。
政策決定会合後に発表した声明文で、政策金利を据え置いた理由について、「最近の経済指標をみると、ブラジル経済が年初に予想していたよりもゆっくりとしたペースで回復している」と述べ、5月のトラック運転手による全国ストの影響で景気が一時的に悪化したものの、スト中止後、景気回復が緩やかながら持続しており、景気の先行き懸念が緩和したことを挙げている。
インフレについても「足元のインフレ率は適正な水準で進んでいる」とし、トラック運転手ストによるインフレ上ブレ圧力が一時的なものに終わり正常化しているとの認識を示した。
ただ、中長期的なインフレ見通しについては前回会合時と同様、「経済の不活発による高水準のたるみ(生産設備や労働力などの余剰)がインフレ下ブレリスクとなる一方で、経済の改革や調整の継続期待が裏切られれば上ブレリスクとなる。また、新興国経済の先行き見通しが悪化すれば上ブレリスクはさらに高まる。後者の上ブレリスクは以前より高まっている」との認識を維持した。
また、今回の会合でも、「外部ショック(自国通貨レアル安の進行など)が足元のインフレ率をさらに上昇させる効果(二次的効果)を引き起こす可能性があり、それには金融政策で対応することが必要になる。外部ショックはその二次的効果を通じてインフレとインフレ期待に影響を及ぼす可能性がある」と指摘し、最近の急激なドル高・レアル安の進行で輸入物価が押し上げられ、目先のインフレを加速させるリスクが高まっていることへの懸念を示した。
今後の金融政策の見通しについては、前回会合時と同様に、「経済予測の標準シナリオやインフレの上ブレ・下ブレ両リスクのバランスを考慮すると、政策金利を現在の水準で維持することが適切だと考えている」とし、据え置き継続を示唆した。
次回の金融政策決定会合は10月30−31日に開かれる予定。
<関連銘柄>
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