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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ中銀、6.25ポイント利上げを決定―市場予想大幅超過でリラ急伸

2018-09-14 09:56:00.0

 トルコ中央銀行は13日の金融政策決定会合で、リラ安を阻止しインフレを抑制するため、主要政策金利である1週間物レポ金利を市場予想の約2倍の6.25ポイント引き上げ24.00%とすることを決めた。

 利上げ自体は市場コンセンサスだったが、年初来で40%も急落し通貨危機に陥っているリラ安を阻止し、対ドルでリラ高に転換させるには、少なくとも3.25ポイントの大幅利上げが必要とみられていた。しかし、今回の利上げ幅は大方の市場予想を大きく上回るサプライズとなった。

 トルコリラの急落で輸入物価が上昇し、8月CPI(消費者物価指数)が前年比17.9%上昇と、7月の同15.85%上昇を大幅に上回り03年以来15年ぶりの高水準となったことを受けて、中銀は事前に9月会合で利上げに踏み切る考えを示していた。

 トルコのエルドアン大統領は、中銀の会合直前に行った講演でも経済成長を重視して中銀の利上げに難色を示したことから利上げ幅は6月会合時の利上げ幅1.25ポイントを上回るのは難しいとの見方もあった。ただ、今回の予想を大きく上回る利上げを受けて、市場では中銀の独立性が保たれたとの見方が強まった。

 また、大幅利上げを受けて、金融政策発表直後の午後2時4分(現地時間)時点で、トルコリラはドルに対し、発表前の水準(6.36リラ)から5.3%高の1ドル=6.0254リラに急伸した。リラは中銀会合の前日、利上げを見越して1.2%上昇し、9月だけで計2.9%上昇していた。

 中銀は会合後に発表した声明文で、前回7月会合時と同様に、「今後もあらゆる手段を講じ、物価安定の目標を達成していく。インフレ見通しがかなり改善するまで、金融引き締めの政策スタンスを維持する。インフレ期待や企業の価格設定行動、最近の利上げ政策の効果が遅れて出始めること、また、財政政策を通じた国内経済のリバランス(外需から内需、公需から民需への是正)などインフレ加速リスクを注視し、必要に応じて、さらなる金融引き締めを行う」と追加利上げの可能性を示唆した。

 次回会合は10月25日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社