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新興国ニュース

<新興国eye>マレーシア中銀、政策金利を据え置き―市場予想通り

2018-09-05 16:54:00.0

 マレーシア中央銀行は5日の金融政策決定会合で、市場の予想通り、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.25%に据え置いた。

 中銀は、16年7月会合で景気刺激のために政策金利を0.25%ポイント引き下げたあと、同9月会合から17年11月会合まで8会合連続で金融政策を据え置いた。今年1月会合に金融緩和の程度を正常化するためとして利上げに転じたが、3月会合から4会合連続で現状維持とした。

 7月のインフレ率が0.9%上昇となっており、中銀は会合後に発表した声明文でインフレ見通しについて、「国内物価要因に対する最近の政策効果を考慮すると、今後、インフレ率は19年にかけてやや加速する」と指摘。前回7月会合時に使われた文言である「18年の全体のインフレ率は予想を下回る低水準となる」や「全体のインフレ率は19年上期には一時的に数カ月間、前年水準を下回ってマイナスとなり、低い水準が続く可能性が高い」を削除し、インフレ圧力が高まるとの見方に変わった。

 一方、景気の見通しについては、前回会合時と同様、「全体的にマレーシア経済は堅調な伸びが持続すると予測される」とした。ただ、「貿易摩擦の深刻化や長引く鉱業と農業のセクターの低迷、さらには国内政策の不透明感から中期的には景気下振れリスクに直面している」と述べ、初めて景気リスクについて言及した。

 その上で、中銀は、今後の金融政策の見通しについて、前回会合時と同様、「現在の政策金利の水準では金融緩和の程度は中銀が意図した政策スタンスと調和している」として、今後も金融政策を据え置くことに含みを持たせた。

 次回会合は11月8日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社