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新興国ニュース

<新興国eye>タイ中銀総裁、利上げを示唆―金融政策余地の必要性を強調

2018-08-30 10:52:00.0

 タイ中央銀行のウィラタイ・サンティプラポップ総裁は29日の講演で、政策金利の引き上げの必要性を強調した。

 現在の政策金利は15年4月から過去最低水準に近い1.50%に据え置かれている。世界的な金融危機が起きた09年の過去最低の1.25%に近い水準であり、同総裁は「今後、予想できない経済状況の悪化に直面した場合、(今の金利水準では)金融政策の余地が限られている」とした上で、「今後、金融政策の調整余地を構築することが慎重に検討されるべきだ」と述べた。

 タイ中銀は8月8日の金融政策委員会で、政策金利である翌日物レポ金利を6対1の賛成多数で1.50%のまま維持することを決めたが、会合後に発表された声明文によれば、1人の委員はタイ経済の成長の勢いが強い点と、金融緩和を長期にわたって続ければ、家計や企業が金融環境は当面変わらないと信じ込む可能性があるとし、「金融政策の調整の余地を作るため、今回の会合で利上げすべきと主張した」と述べている。利上げについては、18年の3月と6月の会合でも1人の委員が同じ理由で現状維持に反対し、0.25ポイントの小幅利上げを主張している。

 次回の中銀の金融政策決定会合は9月19日に開かれる予定。

<関連銘柄>
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提供:モーニングスター社