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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、リスク回避の売り一服で3週ぶり反発=BRICs市況

2018-08-27 11:27:00.0

 前週(20−24日)のブラジル株式市場は24日のボベスパ指数が前日比0.83%高の7万6262.23と反発し、週間ベースでも17日終値から0.31%高となり、3週ぶりに反発した。

 週明け20日の指数は4日ぶりに反発して始まった。海外株高を受けてブラジル株にも買いが入ったものの、前の週に相次いで発表された世論調査で大統領選挙の先行き不透明感が一段と増したこともあり、その後は伸び悩んだ。世論調査では、ブラジル政界でカリスマ的存在となっている大統領候補のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ元大統領の副大統領候補として出馬しているブラジル労働党(PD)のフェルナンド・ハダド候補(元サンパウロ市長)が大統領候補となり、選挙戦を有利に戦う可能性が示された。

 21日は反落。ドル・レアルが1ドル=4レアル台まで下押しし、急激なドル高・レアル安となったのを受けて、投資家がリスク回避からドル建て債務を抱えている企業や国営企業、小売セクターの銘柄を売る動きが強まった。

 22日は反発した。同日発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で利上げを加速させることに慎重な考えが示されたことで、新興国市場へのリスク資産投資が活発化し、その流れでブラジル株も買われた。

 23日は反落。ドル・レアルが4.12レアルを付け、ドル高・レアル安が一段と進んだことや、依然としてブラジル大統領選挙の先行きの不透明さが強まっていることも嫌気され、外国人投資家はブラジル株のポートフォリオを減らす動きを強めた。なかでも国営石油大手ペトロブラスは普通株が1.35%安と急落した。

 週末24日は反発。投資家のリスク回避の物色売りの動きが一服したことや海外市場の堅調を受け、ペトロブラスや鉱山大手ヴァーレなどコモディティ(国際相場商品)関連セクターが買い戻され、指数の上げを主導した。

 今週(27−31日)の株式市場は、引き続き原油・鉄鉱石などの国際商品相場、トルコなどの他の新興国市場の動向、大統領選挙や景気の見通しなどが注目される。主な経済指標の発表は27日の中銀経済週報「フォーカス・ブルティン」と7月経常収支、29日の7月銀行貸出残高、30日のブラジル中銀の国家通貨審議会(CMN)会合とジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)の8月IGP−MIインフレ指数、31日の4−6月期GDP(国内総生産)伸び率と7月財政収支など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社