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新興国ニュース

<新興国eye>カンボジア信用機構、消費者信用統計第2四半期を発表

2018-08-24 10:42:00.0

 カンボジア信用機構(CBC)は、18年第2四半期の消費者信用統計を発表しました。CBCは、多重債務者の増加を抑止する目的で、金融機関から集めた信用情報を集積し、各金融機関の貸付審査にその情報を提供しています。この四半期報告では、消費者信用申請状況、消費者信用供与状況、消費者信用の不良債権情報等を取りまとめています。

 今回の報告では、消費者信用申請については、対前期比で、件数は15%減、金額は14%減と大きく減少しています。その内訳は、個人向けが件数14%減・金額17%減、住宅ローンは件数21%減・金額0.1%増、クレジットカードは、件数1.9%増・金額20%減となっています。なお、CBCでは、季節要因として第2四半期と第4四半期に休日が多いこともあり、対前期比では減少する傾向があると分析しています。

 消費者信用供与については、消費者信用借入人数は、対前期比5.6%増の95万5000人に達しています。残高は、前期末比5.1%増の51億6000万ドル(約5680億円)となり、初めて50億ドルを超えました。

 不良債権比率は、前期の1.42%から1.30%と改善しました。借入人の20.1%が複数の機関から借り入れを行っています。

 こうした基礎情報が、定期的に公開されることは、金融セクターの健全性維持の観点からも必要性が高いものと見られます。

【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。

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提供:モーニングスター社