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<新興国eye>ハンガリー中銀、主要政策金利を据え置き―27会合連続
2018-08-22 10:54:00.0
ハンガリー中央銀行は21日の金融理事会で、市場の予想通り、主要政策金利である3カ月物固定預金金利を過去最低の0.90%のまま据え置いた。
中銀は16年3月に9カ月ぶりに利下げに踏み切り、それ以降、同5月会合まで3会合連続で利下げを実施したが、同6月会合から据え置きに転じた。今回で27会合連続の現状維持となる。
また、ベース金利(3カ月物固定預金金利)以外の金利ターゲットについても翌日物預金金利はマイナス0.15%、翌日物有担保貸出金利も0.90%、7日物有担保貸出金利も0.90%と、いずれも現状通り据え置いた。
中銀は金融政策決定会合後に発表した声明文で、景気の見通しについて、前回7月会合時と同様に、「ハンガリー経済は内需の拡大とともにGDP(国内総生産)は潜在産出量(長期間維持可能なGDPの最高水準)の水準に近づいている」とした上で、「18年の経済成長率の見通しは4.4%増と、17年の成長率を上回る。その後は19年から伸びが徐々に減速する」と従来通りに据え置いた。ちなみに、4−6月期GDP伸び率は前年比4.6%増だった。
インフレ率は、7月CPI(消費者物価指数)が原油高を反映して前年比3.4%上昇(6月は3.1%上昇)、また、コアインフレ率は2.5%上昇(6月は2.4%上昇)と、やや加速したが、インフレ見通しについては、前回会合時と同様、「今後数カ月、インフレ率は一時的に物価目標(3%上昇)をやや上回るとみられる。しかし、原油高の効果が薄れるにつれて伸びは減速し19年半ばから持続安定的に物価目標を達成する」とした。
今後の金融政策については、前回会合時と同様に、「物価目標を持続安定的に達成するためには金融緩和状態を維持することが必要だ」との文言を使い、当面、主要政策金利を維持する考えを示した。
中銀は今回の会合でも、流動性を潤沢に供給するため、引き続き3カ月預金の受け入れ上限を最大750億フォリントとし、18年7−9月期の流動性を平均残高で少なくとも4000億−6000億フォリントとした。変動金利と固定金利を交換する金利スワップも18年の3四半期(1−9月)は9000億フォリント(約296億円)を上限としている。
中銀は、「MBS(不動産担保証券)の買い入れと金利スワップの措置を継続する。これらの措置は金融緩和が長短金利に及ぶことを目指すもので、金融政策の一環となっている」と述べた。これら2つの非伝統的な手段はいずれも金融緩和を長期にわたって維持し金融市場の安定を一段と改善するのが狙い。
中銀は17年11月会合で金融緩和を長期にわたって継続するため、(1)変動金利と固定金利を交換する金利スワップ(IRS)措置として、18年1−3月期に3000億フォリントを上限とした5年物と10年物の金利スワップを導入する(2)残存期間3年以上のMBSを金融機関から買い入れる――という2つの非伝統的な手段を18年から導入すると発表し、1月以降継続している。
中銀の次回会合は9月18日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




