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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米国の対ロ追加制裁を嫌気し3週続落=BRICs市況
2018-08-20 10:39:00.0
前週(13−17日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の17日終値が前日比1.29%安の1052.74と反落し、前週比でも0.40%安となり、3週続落した。
週明け13日の指数は小反発して始まり翌14日も値を上げて続伸した。週前半は、前の週末にトルコリラが過去最安値を更新したことから新興国市場からの資金流出懸念が強まったが、その後リラが反発し、トルコ通貨危機を受けたパニックムードが沈静化するにつれて買い戻しが優勢となった。原油相場もブレント原油先物が1バレル=72ドル台を回復し、ルーブル高となったことも指数を支援した。
15日は、米週間石油統計の結果を受けて、原油先物価格が70.5ドルに下落し、ルーブル安となったことや、米政府が対ロ追加制裁を22日から実施すると発表したこと、さらにはトルコリラの下落で海外市場が軟調となったことなど悪材料が重なり大きく反落。前2営業日の上昇分を消した
16日は反発。ルーブル高や原油高となったことに加え、米中貿易摩擦の解消期待で海外市場が堅調となり、ロシア株も買われた。
週末17日は反落。海外株が軟調となったことや、米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスがロシアの新しいソブリン債格付けを発表するのを控え、積極的な買いが控えられた。
今週(20−24日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、22日からの米国の対ロ追加制裁の実施、米中貿易摩擦、地政学リスク、22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な国内経済指標の発表は20日の月次GDP(国内総生産)や23日の外貨準備高など。この他、原油価格に影響を与える21日の米石油協会(API)と22日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1020−1100のレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




