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新興国ニュース

<新興国eye>米政府、トルコに追加制裁の発動を示唆―トルコリラ上昇勢い鈍る

2018-08-17 11:01:00.0

 米政府は16日、トルコに対し、同国で身柄を拘束されているアンドリュー・ブランソン牧師を直ちに釈放しなければ、新たな制裁措置を講じる意向を明らかにした。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。

 ムニューシン米財務長官がこの日の閣僚会議で、トランプ米大統領に対し、ブランソン牧師が釈放されなければ制裁措置を講じる準備が整っていることを明らかにした。

 これより先、トルコのベラト・アルバイラク財務相は16日、投資家との電話会議で、リラの急激な下落による経済危機を克服するため、IMF(国際通貨基金)に救済資金を要請する必要がないとの考えや、リラ安阻止のため、資本規制という強硬手段はとらない考えを強調したことなどを受けて、リラは3日連続でドルに対し上昇を維持していた。

 しかし、ムニューシン発言が伝わると、リラの対ドルでの上昇勢いが落ちた。リラは米東部時間16日午前8時43分時点で、前日終値比0.28%安(ドル高・リラ安)の1ドル=5.85リラとなっている。

 ブランソン牧師は2年前、トルコで起きたエルドアン大統領に対するクーデター未遂事件に関与した疑いで身柄を拘束された。ブランソン牧師は容疑を否認し、米国もトルコに引き渡すよう要求しているが、トルコ側は応じていない。トランプ大統領は閣僚会議後、自身のツイートで、「米国はブランソン牧師の釈放に対し一銭もお金は支払わない。人質となっている牧師は偉大な愛国者だ」と述べ、トルコとの全面対決姿勢を示している。

 米国は13日からトルコから輸入する鉄鋼・アルミ製品の関税率をそれぞれ50%と20%と、2倍に引き上げたが、トルコ政府は14日、これに対する報復措置として、米国からの一部輸入品に対し関税率を大幅に引き上げる方針を明らかにしており、ブランソン牧師の釈放をめぐって両国間の対立が深まっている。

<関連銘柄>
iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社