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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米ロ首脳会談への失望売りで5週ぶり反落=BRICs市況

2018-07-23 09:56:00.0

 前週(16−20日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の20日終値が前日比0.88%安の1114.59、前週比でも6.29%安と大きく下げ、5週ぶりに反落した。

 週明け16日の指数は反落して始まり、週末20日まで5日続落した。

 週前半は、米ロ首脳会談が週初16日に開かれ、市場では両国関係の改善期待が強かったが、会談では具体的な成果が見られなかった上に、むしろ、米議会の対ロ制裁感情の高まりからトランプ米大統領が新たな対ロ制裁を発動するとの懸念が強まり、失望売りが広がった。また、ブレント原油先物が1バレル=72ドルに下落したことで地合いが悪化。さらには、ロシア経済の後退を反映して、国営天然ガス大手ガスプロムや金属大手ノリリスク・ニッケル、石油大手スルグトネフチガス、連邦送電会社(FGC)、ロシア鉄鋼・石炭大手メチェルなどの大手企業が減配を発表したことが嫌気され、売り一色となった。

 週後半は西側の対ロ制裁が拡大するとの懸念が強まり、外国人投資家の資金が国外に流出するとの思惑でロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)が大幅安となり、指数の下げを主導。この背景には、米議会で16年の米大統領選挙に対するロシアの介入疑惑が強まる中、トランプ米大統領が米国家情報省の調査結果を認める声明を発表し、ロシアのプーチン大統領の直接関与を示唆したことがある。週末もロシア市場から外国人投資家の資金流出が続き、原油価格も回復せず、指数は一段安となった。

 今週(23−27日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、米中貿易摩擦問題、地政学リスク、さらには27日のロシア中銀の金融政策決定会合などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な国内経済指標の発表の予定はない。この他、原油価格に影響を与える24日の米石油協会(API)と25日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1100−1150のレンジの動きが予想される。

<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社