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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、四半期GDP減速や元安、米中貿易摩擦懸念で反落=BRICs市況

2018-07-23 09:26:00.0

 前週(16−20日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の20日終値が2829.27となり、13日終値比0.1%安と反落した。

 週明け16日の指数は売り優勢で始まり、19日まで5日続落した。週前半は、16日に発表された4−6月期GDP(国内総生産)が前年比6.7%増と、1−3月期の同6.8%増から減速したことや、6月鉱工業生産も約2年ぶりの低い伸びとなったこと、さらには米中貿易摩擦が激化していることで売り優勢となった。IMF(国際通貨基金)が米国による中国への追加関税の発動で中国の中期の成長率見通しが下方修正されると警告したことも嫌気された。こうした中、人民元相場が下落し、特に不動産や航空、金融、消費関連の各セクターが軟調となった。

 週半ばから後半も、人民元が1年ぶり安値まで急落したことで、ドル建て債務の返済負担が増大するとの思惑から航空株が引き続き売られた。また、元建て資産に対する投資懸念も強まり売り優勢となった。中国銀行保険監督管理委員会(CBIRC)の郭樹清主席が銀行に対し、資金調達コストを低下させるため、企業融資を強化するよう要請したが、元安の進行で相殺された格好となった。

 ただ、週末20日は当局が銀行の理財商品への投資規制を緩めるとの思惑で銀行株が買われ、指数は急反発した。

 今週(23−27日)の株式市場では引き続き米中貿易戦争などの地政学リスクや海外市場の動向、景気動向、人民元相場、コモディティ相場などが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表の予定はない。

<関連銘柄>
 上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
 H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
 南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社