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<新興国eye>ロシア中銀、18年成長率は予想レンジの上限となる見通し
2018-07-18 11:19:00.0
ロシア中央銀行は16日発表した7月の月例経済報告(レポート)で、同国の18年のGDP(国内総生産)伸び率について、中銀が公式に発表している経済予測である1.5−2.0%増の予想レンジの上限近辺になるとの見通しを明らかにした。
中銀は同レポートで、「ロシア経済は成長鈍化の兆候が出ているものの、ここ数カ月、経済成長率は潜在成長率と同じ水準を維持している。個人消費需要はタイトな雇用市場を反映して実質賃金の高い伸びが続いていることや消費者信用の拡大に支えられている」と述べ、経済が堅調に推移しているとの認識を示した。
インフレについては、「6月のインフレ率は前年比2.3%上昇と、5月の同2.41%上昇から減速したが、これは一時的なもので、7月には4−5月に記録された2.4%台の水準にまで加速する」とした上で、「中期的には19年からのVAT(付加価値税)税率の18%から20%への引き上げで、19年のインフレ率は一時的に4%上昇をやや上回る可能性がある」との見通しを示している。
その上で、長期のインフレ期待が高まるリスクがあることから、「金融環境を(緩和でも引き締めでもない)ニュートラルに戻す(利下げする)時期が遅れる可能性がある」とした。
中銀は6月15日の金融政策決定会合で、主要政策金利を据え置いた際にも、「19年予定されているVAT(付加価値税)税率の引き上げによって、インフレやインフレ期待が来年からだけでなく、その前の18年後半から加速し始める見通しを考慮すると、緩やかな金融引き締め状態となっている今の金融環境をニュートラルに急いで戻す(利下げする)必要はない」と述べている。
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提供:モーニングスター社




