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<新興国eye>マレーシア中銀、政策金利を維持―市場の予想通り
2018-07-12 10:55:00.0
バンク・ネガラ・マレーシア(中銀)は11日の金融政策決定会合で、市場の予想通り、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.25%のまま維持することを決めた。
中銀は16年7月会合で景気刺激のため、政策金利を0.25ポイント引き下げたあと、同9月会合から17年11月会合まで8会合連続で金融政策を据え置いた。しかし、金融緩和の程度を正常化するため、18年1月会合で利上げに転じた。同3月会合から政策金利を据え置いており、今回で現状維持は3会合連続となる。
中銀は会合後に発表した声明文で、インフレ見通しについて、「国内物価要因に対する最近の政策効果を考慮すると、18年の全体のインフレ率は予想を下回る低水準となる」とし、また、「全体のインフレ率は19年上期には一時的に数カ月間、前年水準を下回ってマイナスとなり、低い水準が続く可能性が高い」と述べ、前回5月会合時点の「18年のインフレ率は全体として引き続き緩やかに推移する」とした見方から、一時的にディスインフレ(物価上昇率の鈍化)になることが予想されるほどインフレ圧力が弱いとの見方に変わった。また、前回会合時に使われた「今後のインフレ率は特に、原油価格の先行き次第となる」という、原油の相場変動がインフレ上ブレリスクになるとの文言も削除した。
一方、景気の見通しについては、「18年上期の経済は拡大が続いた。今後も国内外の需要に支えられ、こうした堅調な伸びは持続する」と指摘している。
その上で、今後の金融政策の見通しについて、「現在の政策金利の水準では金融緩和の程度は中銀が意図した政策スタンスと調和している」と前回会合時と同様、金融政策を据え置くことに含みを持たせた。
次回会合は9月5日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




