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新興国ニュース

<新興国eye>トルコ大統領就任式受けてリラ急落―中銀関与懸念や大統領娘婿の入閣を嫌気

2018-07-11 10:45:00.0

 6月24日に行われたトルコ大統領・議会総選挙で勝利したエルドアン大統領の就任式が9日、首都アンカラで行われ、閣僚名簿を発表すると同時に、大統領が中銀の総裁や副総裁、金融政策委員会のメンバーを4年の任期で任命することを規定した大統領令を発表した。外為市場では中銀の金融政策に対する大統領の役割が拡大するとの見方からリラ売りが進み、1ドル=4.71リラと3%も下落した。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチが伝えた。

 また、外国人投資家の信望が厚かったメハメト・シムセク財務相が姿を消し、大統領の義理の息子にあたるベラト・アルバイラク氏が財務相に任命されたこともリラ安を誘った。

 地元紙デイリー・サバ(電子版)によると、この日、大統領が任命した主な閣僚は、副大統領はフアット・オクタイ氏、外相はメブルト・カブソグル氏、内相はスレイマン・ソイル氏、防衛相はフルシ・アカル氏、エネルギー・天然資源相はファティ・ドンメス氏、産業・開発相はムスタファ・バランク氏、貿易相はルーサー・ペッカン氏など。閣僚数は従来の25人から16人に削減された。

 エルドアン大統領は省庁再編の重点を経済官庁に置く方針に基づいて、6省の経済官庁を4省に削減し、経済政策の柱を生産と財政、貿易の3点に集中させた。その結果、経済官庁の大臣数もこれまでの6人体制から財務相と産業・開発相、貿易相の3人体制に簡素化されている。これまで細分化され縦割り行政の弊害が続いていた省庁間のコミュニケーションが改善され、政策連携を緊密にする狙いがある。

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 iS新興国<1362>、上場MSエマ<1681>
提供:モーニングスター社