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新興国ニュース

<新興国eye>ルーマニア中銀、政策金利を現状維持

2018-07-05 11:10:00.0

 ルーマニア国立銀行(中銀)は4日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を2.50%のまま据え置くことを決めた。

 また、中銀は主要政策金利の±1ポイントのレンジの上限にあたる市中銀行に資金供給するためのロンバート型貸出金利も3.50%、下限にあたる資金吸収のための預金金利も1.50%のままいずれも据え置いた。一方、金融システム内の流動性を適切に管理するため、市中銀行が中銀に預ける預金準備率についても自国通貨建ての預金準備率を8.00%、また、外国通貨建ての預金準備率も8.00%のまま据え置いた。

 中銀は18年1月会合で08年8月1日会合以来9年5カ月ぶりとなる金融引き締めに転換。2月会合でも小幅利上げを実施し利上げ幅は計0.50ポイントに達した。4月会合では現状維持を決めたが、前回5月会合で2月会合以来3カ月ぶりに利上げを再開し、政策金利を0.25ポイント引き上げた。これで1月以降の利上げ幅は計0.75ポイントに達していた。

 中銀は声明文で、政策金利を据え置いた理由について、「4月と5月のインフレ率がそれぞれ前年比5.22%上昇、同5.41%上昇と、3月の同4.95%上昇から伸びが加速したが、5月のコアインフレ率は同2.95%上昇と、4月の同3.09%上昇や3月の同3.05%上昇から減速した」とし、コアインフレ率が減速したことを挙げた。

 また、「インフレ率は今後数カ月、物価目標より高い水準となるが、横ばいで推移し、18年末時点では物価目標レンジの上限近くまで伸びが減速する」と述べ、短期的にインフレが加速するとの認識を示した。その上で、「経済データを考慮し、金融政策スタンスの調整が適切な程度とペースで行われることを確実にするとの観点から現状維持を決めた」としている。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社