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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や米ロ関係改善期待で続伸=BRICs市況

2018-07-02 13:04:00.0

 前週(6月25−29日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の29日終値が前日比2.58%高の1154.16、前週比でも2.55%高となり続伸した。

 週明け25日の指数は反落して始まり、翌26日も値を下げ続落した。25日は、米国と中国、EU(欧州連合)の貿易摩擦の激化で海外市場が軟調となったことを受けてロシア株も売られた。また、ブレント原油先物が1バレル=74.5ドルに下落したことも嫌気された。26日は原油価格が76.5ドルに持ち直したものの、前日に続き米中貿易戦争の拡大懸念から投資資金がロシア市場から流出して売りが強まった。

 27日は3日ぶりに反発し、週末29日まで3連騰した。27日は海外株高に加え、トランプ米大統領がイランからの原油輸入禁止を同盟国に要請したことで原油価格が78ドルに急反発したことが買い材料となった。

 28日は米ロ首脳会談が7月16日にフィンランドの首都ヘルシンキで開催されることが伝えられると、両国の関係改善期待から買いが優勢となった。また、ロシア金鉱山最大手ポリウス・ゴールドの経営を実効支配している大富豪スレイマン・ケリモフ氏が17年11月、フランスで不動産の違法取引をめぐって逮捕されたあと不起訴処分となったことを受け急騰し、上げを主導した。

 29日は海外株高に加え、原油価格が79ドルを突破したことが支援材料となった。

 今週(7月2日−6日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、貿易摩擦問題、地政学的リスクなどが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な国内経済指標の発表は2日の6月製造業PMI(購買担当者景気指数)や6日の6月CPI(消費者物価指数)など。この他、原油価格に影響を与える3日の米石油協会(API)と5日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1120−1190のレンジの動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社