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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、貿易戦争拡大懸念やルピー安で6週ぶり反落=BRICs市況

2018-07-02 12:27:00.0

 前週(6月25−29日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の29日終値は前日比1.10%高の3万5423.48と反発したが、週間ベースでは22日終値比0.75%安となり、6週ぶりに反落した。

 週明け25日の指数は反落して始まった。米国と中国、EU(欧州連合)の貿易摩擦の激化で欧米市場が下落したことや、米国がインドからの輸入車に高率関税を課すとの観測が嫌気された。

 翌26日は小反発。前日の米株市場の下げ渋ったことや、原油高となったことを受けて、資源セクターを中心に買われた。ただ、インド自動車大手タタ・モーターズが米国の自動車関税強化懸念で急落したため、指数の上げは限定的だった。

 27日は反落し、28日も値を下げ続落した。 27日は指数の先物・オプション取引のSQ(特別清算指数)算出を控え買いが慎重となった上に、自国通貨ルピーが1年半超ぶりの安値に急落したこと、さらには原油高となり石油精製関連セクターが売られた。

 28日はルピーが過去最安値を記録したことや、インドは原油消費量の約8割を輸入に依存していることから原油高となったことで貿易赤字が急拡大するとの懸念が強まり、売り優勢となった。

 週末29日はルピーが反発したことや、アジア株が回復したことでインド株も買われた。鉄鋼大手タタ・スチール、世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズが大幅高となったことも指数の押し上げにつながった。

 今週(7月2−6日)のインド市場は、引き続き世界の政治・経済情勢や地政学リスク、貿易問題、国内景気、主要企業の動向などが注目される。主な経済指標の発表は2日の6月日経製造業PMI(購買担当者景気指数)、5月インフラストラクチャ生産高、4日の6月日経サービス業PMIなど。

<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社