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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、対ロ追加制裁懸や米利上げ加速懸念で5週続落=BRICs市況
2018-06-18 10:44:00.0
前週(11−15日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の15日終値が前日比2.8%安の1117.04、週間ベースでは9日終値比2.1%安となり、5週続落した。
週明け11日の指数は反落。週明け11日は、8−9日にカナダで開催されたG7(先進7カ国)首脳会議でロシアのウクライナ領クリミア半島への軍事侵攻に対する対ロ制裁を強化する用意があるとの共同声明が発表されたことが嫌気された。
翌12日は「ロシアの日」の祝日で休場。取引が再開された13日は反発した。米国のEIA(米エネルギー情報局)が発表した週間石油統計で原油在庫が減少したことを受けてブレント原油先物が1バレル=76.5ドルに値を戻し、地合いが改善したことやルーブル高が指数を押し上げた。
14日は、前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が今年2回目の利上げを決定し、年内の利上げペースを年3回から年4回に加速させる考えを示したことで新興国からの資金流出懸念が強まり、新興国株が軒並み軟調。ロシア株も売られた。
週末15日は、ブレント原油先物が73.3ドルと値を下げたことが嫌気され続落。また、米政府が中国からの約500億ドル相当の輸入品に25%の高率関税を導入すると発表したことで米中貿易戦争懸念が強まり地合いが悪化したことも下げを加速させた。
今週(18−22日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、貿易問題、地政学的リスク、22日のOPEC(石油輸出国機構)総会などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は18日の1−3月期GDP(国内総生産)や20日の5月失業率、5月小売売上高など。また、原油価格に影響を与える19日の米石油協会(API)と20日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1100−1150のレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
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