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新興国ニュース

<新興国eye>ロシア中銀、政策金利を据え置き―2会合連続

2018-06-18 09:49:00.0

 ロシア中央銀行は15日の理事会で、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも現状の7.25%に据え置くことを決めた。市場の大方の予想通りだった。

 中銀は17年3月会合で半年ぶりに利下げに踏み切り、同5月会合まで3会合連続で利下げを実施したが、同7月会合で現状維持を決め、インフレの動向やリスクを見極めていた。しかし、足元でインフレ下ブレリスク(デフレ圧力)が強まったため、同9月会合で4カ月ぶりに利下げを再開。それ以降、18年3月会合まで5会合連続で利下げを実施した。前回4月会合では利下げ幅が計1.75ポイントに達したことや、4月に地政学的リスクでルーブル安が進行したことで輸入物価が加速しインフレ上ブレリスクが高まるとの判断で、金利据え置きを決めた。据え置きはこれで2会合連続となる。

 今回、政策金利を据え置いたことについて、中銀は会合後に発表した声明文で、「19年末までインフレリスクは上ブレリスクになっている」と述べ、利下げの必要性を否定した。また、中銀は「19年に予定されているVAT(付加価値税)税率の引き上げによって、インフレやインフレ期待が18年後半から加速し始める見通しを考慮すると、緩やかな金融引き締め状態となっている今の金融環境を(緩和でも引き締めでもない)ニュートラルに急いで戻す(利下げする)必要はない」とした。その上で、「緩やかな引き締めを維持することで、VAT増税の間接的な影響を抑え、インフレ率を(物価目標の)4%上昇に近い水準で安定させることができる」と述べている。

 中銀はVAT増税のインフレへの影響について、「インフレ率を1.0ポイント押し上げる。その影響の一部は今年から現れる」とし、その上で、「インフレ率は18年後半に3.5−4.0%上昇となり、19年には4.0−4.5%上昇へと、短期間で加速し、20年初めには4.0%上昇で落ち着く」と予想している。

 他方、景気見通しについては、「18年のGDP(国内総生産)伸び率は前回予想と変わらず1.5−2%増となる。19−20年は成長が18年に近い水準が続く」との見通しを示した。

 次回の金融政策決定会合は7月27日に開催される予定。

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提供:モーニングスター社