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新興国ニュース

<新興国eye>前週の上海総合指数、米中貿易戦争懸念受け4週続落=BRICs市況

2018-06-18 09:31:00.0

 前週(11−15日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の15日終値が8日終値比1.5%安の3021.90となり、4週続落した。

 週明け11日の指数は3日続落して始まった。前の週末、いわゆるユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の非上場ベンチャー)の上場で市場の流動性が失われるとの懸念から下落した流れを引き継ぎ、売り優勢となった。

 12日は4日ぶりに反発。米朝会談で両国が包括的合意文書に署名し、トランプ米大統領が会見で多くの進展があったことや米韓軍事演習の中止の可能性に言及したことを受けて地政学的リスクが後退し買い優勢となった。

 13日は反落し、週末15日まで3日続落した。13日は、米政府が中国からの約500億ドル相当の輸入品への25%の高率関税を週末に発表するとみられることから米中貿易戦争懸念が再燃。こうした中で、米国から14億ドルの罰金の支払いを命じられたZTE(中興通迅)が急落し、指数の押し下げにつながった。

 14日は、前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が今年2回目の利上げを決定し利上げペースを年3回から年4回に加速させる考えを示したのに対し、中国人民銀行(中銀)が追随利上げを決めなかったことや、この日発表された5月鉱工業生産や5月小売売上高、1ー5月都市部固定資産形成の経済指標が軒並み弱かったことから、売りが優勢となった。

 週末15日は、米政府が4月に発表した約500億ドル相当の中国製品リストの修正版を発表し、これに対し、中国も同様の報復措置を発表したことで米中貿易戦争への懸念が高まり、中国経済が悪化するとの見方も同時に広がった。

 今週(19−22日)の株式市場では引き続き米中貿易摩擦などの地政学的リスクや海外市場の動向、景気、人民元相場、コモディティー相場などが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表の予定はない。18日は「端午節」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社