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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、G7首脳会議控えリスク投資減退で4週続落=BRICs市況
2018-06-11 10:45:00.0
前週(4−9日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の9日終値が前日比0.55%高の1149.19と反発したが、1日終値比では1.30%安となり、4週続落した。
週明け4日の指数は4日続伸。1日の米5月雇用統計が強い結果となったことや、イタリアで与党連立政権のメドが立ち政局混乱が沈静化したこと、さらには米朝首脳会談が12日にシンガポールで開催される見通しが強まったことで買い安心感が広がった。
5日は反落。OPEC(石油輸出国機構)とロシアが徐々に原油の増産に向かうとの観測を受け、ブレント原油先物が1バレル=74.3ドルに下落したことが嫌気された。
6日は小反発。海外株高が好感される一方で、原油安が上値を重くした。
7日は反落し、8日も大幅に値を下げ続落した。
7日はロシア復興銀行(VZRZ)が国営金融大手VTB(対外貿易銀行)による買収観測で7%近く急騰する一方で、ブレント原油先物も77ドル台に急騰したことが支援材料となったものの、値固めの動きが強まった。8日はG7(先進7カ国)首脳会議が始まり、海外市場では投資家がリスク資産の持ち高を減らす動きを強めたことからロシア市場でも売りが優勢となった。
変則営業日の週末9日は反発。資源株、金融株などに買い戻しが入る展開となった。
今週(11−15日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場の動向、貿易問題、地政学的リスク、FOMC(米連邦公開市場委員会)とECB(欧州中央銀行)理事会、ロシア中銀の政策決定会合(15日)などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は15日の鉱工業生産など。また、原油価格に影響を与える12日の米石油協会(API)と13日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1120−1190のレンジの動きが予想される。12日は「ロシアの日」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
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