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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、トラック・石油産業スト長引き3週続落=BRICs市況

2018-06-04 10:45:00.0

 前週(5月28日−6月1日)のブラジル株式市場は6月1日のボベスパ指数が前日比0.63%高の7万7239.75と3日続伸したものの、週間ベースでは5月25日終値から2.10%安となり、3週続落した。

 週明け5月28日の指数は大きく値を下げ、4日続落して始まった。週初は、ディーゼル油の価格高騰に抗議するトラック運転手による幹線道路封鎖などの全国ストが21日から続く中、ストによるさまざまな悪影響がブラジル経済だけでなく、国営石油大手ペトロブラスにも及ぶとの懸念からペトロブラスの優先株が14.6%、普通株も14.07%と急落し、指数の下げを主導した。

 29日は反発し、31日の「聖霊降臨祭」祝日休場を挟み6月1日まで3日続伸した。29日はペトロブラスを中心に買い戻しが入る展開となった。30日も相場急落で割安感が出たことから下値を拾う動きが活発化。金融大手ブラジル銀行は6.52%高と急騰し、指数の上げを主導した。

 週末1日はブラジル最大の石油産業労組である全国石油労働者連盟(FUP)などの2つの労組が30日からディーゼル油などの燃料油の価格引き下げとペトロブラスのペドロ・パレンテ総裁の辞任を要求して、全国で一斉に72時間ストを開始したことや、トラック運転手ストを収束させるため、パレンテ総裁はこの日、テメル大統領に辞表を提出し受理された。市場では総裁辞任を受け、今後、ペトロブラスの経営見直しが加速するとの懸念が強まり、同社の株価は一時22%安と、急落。ただ、鉱山大手ヴァーレが4.21%高となったのをはじめ、銀行セクターも買われたことで相場全体はプラス圏を維持して引けた。

 今週(4−8日)の株式市場は、引き続きストの動向や原油・鉄鉱石などの国際商品相場、景気見通しなどが注目される。主な経済指標の発表は5日の4月鉱工業生産と5月マークイット・サービス業PMI(購買担当者景気指数)、8日の5月ICPA(拡大消費者物価指数)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社