youtube fund_beginer fund_search fund_look

新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、南欧政局不安や原油急落で3週続落=BRICs市況

2018-06-04 10:15:00.0

 前週(5月28日−6月1日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の6月1日終値が前日比0.12%高の1164.37と3日続伸したものの、5月25日終値比では0.48%安となり、3週続落した。

 週明け5月28日は売り優勢で、翌29日も値を下げ5日続落した。28日はブレント原油先物がOPEC(石油輸出国機構)とロシアがイランとベネズエラの原油生産量の減少をカバーするため増産するとの観測で1バレル=75.2ドルに下落したことが嫌気された。29日は南欧政局不安が広がり、売り優勢となった。

 30日は6日ぶりに反発し、週末6月1日まで3日続伸した。30日はブレント原油先物価格の回復、ルーブル高が支援材料となった他、増配を発表したロシア航空大手アエロフロートが6.1%高となったことが指数の上げを主導した。

 31日はEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことを受けて原油価格が79ドルを突破し上伸。ロシア株は買い優勢となった。

 1日は原油高に加え、南欧政局不安が後退したことが好感された。ただ、トランプ米大統領が1日からEU(欧州連合)やカナダ、メキシコに鉄鋼・アルミニウム輸入制限の適用を開始すると発表したことから世界的な貿易戦争懸念が広がり、上値が重くなった。

 今週(4−9日)のロシア市場は引き続き原油価格、ルーブル相場の動向、地政学的リスクなどが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は5日の5月CPI(消費者物価指数)、9日の4月貿易収支など。また、原油価格に影響を与える5日の米石油協会(API)と6日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1140−1200のレンジの動きが予想される。9日は土曜日だが、変則的に取引が行われる。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社