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<新興国eye>前週のインド株、原油安とルピー高受け続伸=BRICs市況
2018-06-04 10:06:00.0
前週(5月28日−6月1日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の6月1日終値は前日比0.27%安の3万5227.26と小反落したが、週間ベースでは5月25日終値比0.87%高となり、続伸した。
週明け5月28日の指数は3日続伸して始まった。インドは原油輸入依存度が高いため、これまで原油高は株価の圧迫要因だったが、OPEC(石油輸出国機構)とロシアがイランとベネズエラの原油生産量の減少をカバーするため、増産するとの観測で一転して原油安となったことや、自国通貨ルピーが2週ぶりの高値に回復したことで地合いが改善した。
29日は4日ぶりに反落し、翌30日も値を下げ続落。29日は利益確定売り優勢となったが、30日は南欧政治不安が強まり、投資家がリスク資産を減らす動きを活発化させた。
31日は大きく反発した。引け後発表予定の1−3月期GDP(国内総生産)伸び率が前期の前年比7.2%増から伸びが加速するとの観測やイタリア政局の混迷は間もなく収束するとの期待感から買い戻しが優勢となった。
週末6月1日は前日発表された1−3月期GDP伸び率が前年比7.7%増と、大幅に予想(7.3%増)を上回りサプライズとなった一方で、成長率が急加速したことからインド準備銀行(RBI)は6日の次回会合で利上げに踏み切るとの見方から金融株が売られ、指数の下げを主導した。
今週(4−8日)のインド市場は、引き続きルピー相場や景気動向、主要企業の決算、6日のRBIの金融政策決定会合などが注目される。主な経済指標の発表は5日の5月日経サービス業PMI(購買担当者景気指数)や8日の銀行預金・貸出残高など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




