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<新興国eye>カンボジア、旧プノンペン港跡地を大規模再開発へ
2018-06-01 10:47:00.0
カンボジアの首都プノンペン北部のトンレサップ川沿いの国有地で、中国企業による大規模開発が開始される模様です。
開発対象となるのは、チュロイチョンバー橋(日本カンボジア友好橋)とナイトマーケット間の9.25ヘクタールの土地で、主に、旧プノンペン港として使用されていたところです。旧プノンペン港は、日本の支援により建設され、新プノンペン港が開港するまで、プノンペンの物流に重要な役割を果たしていましたが、最近はその役割を新プノンペン港コンテナターミナルに譲っていました。
開発は、上海証券取引所に上場している不動産開発企業、広州粤泰(ユエタイ)集団により、実施される予定です。計画では、コンドミニアムや商業施設等24棟の高層ビルを建設するとしています。また、トンレサップ川沿いには専用のマリーナも建設するとしています。
まだ、マスタープランなどの詳細は明らかになっていないと見られますが、すでに旧プノンペン港あたりでは、土地の囲い込みが始まっています。プノンペン中心部での中国企業による大規模開発事業は、カンボジアにおける中国の影響力をさらに誇示するものと見られます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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