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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、対ロ追加制裁懸念や原油急落で続落=BRICs市況
2018-05-28 10:10:00.0
前週(21−25日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の25日終値が前日比0.32%安の1169.93、前週比でも0.27%安となり続落した。
週明け21日の指数は3日ぶりに反発して始まり、翌22日も値を上げ続伸した。21日は前の週末の米中通商協議で中国が米国からの輸入拡大で大筋合意したことを受け海外株高となったことや、ベネズエラのマドゥロ大統領の再選を受けてブレント原油先物が1バレル=79ドルを超えたことを好感。ルーブル高も支援材料となった。22日は原油価格が80ドルを突破し、さらにドル安・ルーブル高となったことでロシア株は買い優勢となった。
23日は反落し、週末25日まで3日続落した。23日は米朝首脳会談実施を巡る不透明感からリスクオフムードとなり、ロシア株は大きく売られた。
24日は米中貿易協議が大筋合意後の細部の詰めで難航しことや米朝関係が悪化し両国首脳会談の開催(6月12日)が困難になったことで海外市場が下落しロシア市場でも売りが強まった。原油価格もベネズエラとイランの原油輸出の減少に対し、他の産油国が増産するとの思惑で78.2ドルに急落したことも懸念材料となった。
週末25日はトランプ米大統領が北朝鮮との首脳会談の中止を通告したことや米国務省が対ロシア制裁を一段と強めるため、追加措置を導入する方針を示したことで売りが優勢となった。また、ブレント原油先物が76ドル台に続落し、今後も原油安が一段と進むとの悲観的な見方が強まったことに加え、ルーブル安も重なったことが嫌気された。
今週(5月28日−6月1日)のロシア市場は引き続き原油価格、ルーブル相場の動向、地政学的リスクなどが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表の予定はないが、原油価格に影響を与える30日の米石油協会(API)と31日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1150−1220のレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




