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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、ルピー相場回復を好感し反発=BRICs市況

2018-05-28 09:38:00.0

 前週(21−25日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の25日終値は前日比0.76%高の3万4924.87と続伸し、週間ベースでも18日終値比0.22%高となり反発した。

 週明け21日の指数は5営業日続落して始まった。インド南部のカルナタカ州議会選挙(12日)でモディ首相が率いる与党・インド人民党(BJP)が第1党なったものの、過半数の113議席に達せず、選挙後の政権樹立をめぐって野党陣営を巻き込んだ訴訟に発展するなど先行き不透明感が広がり、嫌気売りが出た。

 22日は6日ぶりに小反発。金融大手インドステイト銀行と医薬品大手ドクター・レディーズ・ラボラトリーズの1−3月期決算がいずれも好調となり指数をサポートしたが、カルナタカ州の政情不安やアジア市場が軟調となり、上値は抑えられた。

 23日は反落。原油価格の高騰でガソリンや軽油などの石油製品の価格も急騰していることから政府が石油販売各社に価格抑制を求めるとの懸念が広がり、石油セクターが売られたほか、銅製錬所の閉鎖を求める抗議運動が暴徒化し9人の死者を出した資源大手ベダンタが大きく売られた。

 24日は反発し、週末25日も値を上げ続伸した。24日はインド通貨ルピーの急落を受けて、ソフトウエア輸出大手のインフォシスやタタ・コンサルタンシー・サービシズがルピー安で主要輸出先の米国市場で利益が拡大するとの思惑から買われた。原油輸入依存度が高いインドでは原油高で貿易赤字が拡大し、インフレが上昇することから対ドルでルピーが売られ、すでに年初来で7%超も下落し16カ月ぶり安値を付けている。

 25日はインド準備銀行(RBI)によるドル売り・ルピー買いの市場介入を受けてルピーが急伸したことが好感された。

 今週(5月28日−6月1日)のインド市場は、引き続きルピー相場や景気動向、主要企業の決算、カルナタカ州議会選挙後の政情不安の行方などが注目される。主な経済指標の発表は31日の1−3月期GDP(国内総生産)と4月インフラストラクチャ生産高など。

<関連銘柄>
 上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
 インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社