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<新興国eye>ハンガリー中銀、主要政策金利を据え置き―当面現状維持を示唆
2018-05-23 10:50:00.0
ハンガリー中央銀行は22日の金融理事会で、市場の予想通り、主要政策金利である3カ月物固定預金金利を過去最低の0.90%のまま据え置いた。
中銀は16年3月に9カ月ぶりに利下げに踏み切り、それ以降、同5月会合まで3会合連続で利下げを実施したが、同6月会合から据え置きに転じた。今回で24会合連続の現状維持となる。
また、ベース金利(3カ月物固定預金金利)以外の金利ターゲットについても翌日物預金金利はマイナス0.15%、翌日物有担保貸出金利も0.90%、7日物有担保貸出金利も0.90%と、いずれも現状通り据え置いた。
中銀は金融政策決定会合後に発表した声明文で、景気見通しについて、前回4月会合時と同様に、「ハンガリー経済の国内総生産は潜在成長率に近づいている」とした上で、「18年の経済成長率は4%台となり、17年の成長率を上回る。19年からは伸びが徐々に減速する」との見方を示した。
インフレ見通しについては、「4月のインフレ率は前年比2.3%上昇(3月は2%上昇)、コアインフレ率は2.5%上昇(3月は2.4%上昇)と、いずれも中銀の予想と一致した」とした上で、前回会合時と同様に、「今後数カ月、インフレ率は許容レンジの前半(下半分)の水準で推移し、19年半ばごろまでに持続安定的に物価目標(3%上昇)を達成する」と、かなり先になるとの見通しを示した。
今後の金融政策については、前回会合時と同様に、「物価目標を持続安定的に達成するためには、長期にわたって金融緩和状態を維持することが必要だ」との文言を使い、当面、主要政策金利を維持する考えを示唆した。
今回の会合でも、流動性を潤沢にするため、「引き続き3カ月預金の受け入れ上限を最大750億フォリントとし、また、18年4−6月期の流動性を平残で少なくとも4000億−6000億フォリント(約1645億−2465億円)とする。変動金利と固定金利を交換する金利スワップも18年上期(1−6月)は6000億フォリントを上限とする」とし、その上で、「MBS(不動産担保証券)の買い入れと金利スワップの措置を長期にわたって継続する。これらの措置は金融緩和が長短金利に及ぶことを目指すもので、金融政策の一環となっている」と述べている。これら2つの非伝統的な手段はいずれも金融緩和を長期にわたって維持し金融市場の安定を一段と改善するのが狙い。
中銀は17年11月会合で金融緩和を長期にわたって継続するため、(1)変動金利と固定金利を交換する金利スワップ(IRS)措置として、18年1−3月期に3000億フォリントを上限とした5年物と10年物の金利スワップを導入する(2)残存期間3年以上のMBSを金融機関から買い入れる―という2つの非伝統的な手段を18年から導入すると発表し、18年1月からすでに実施している。
中銀の次回会合は6月19日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




