新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、新たな対ロ制裁懸念や米利上げ加速懸念で反落=BRICs市況
2018-05-21 10:17:00.0
前週(14−18日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の18日終値が前日比0.72%安の1173.14と続落し、前週比でも1.75%安となり反落した。
週明け14日の指数は3日続伸して始まった。海外株高や原油高が支援材料となった。米石油掘削機器大手ベーカー・ヒューズが発表した米国内の石油掘削リグ本数の増加を受けて、ブレント原油先物は1バレル=78.5ドルに上昇した。
15日は4日ぶりに反落。米利上げ加速懸念でリスク投資が抑制されアジアや米国の株式市場が軟調となった流れや、米国が新たな対ロ制裁を準備していると伝えられ売りが優勢となった。
16日は反発した。欧米市場が堅調となったことやブレント原油先物が79ドルを突破したことが支援材料となった他、ロシア最大のダイヤモンド鉱山会社アルロサが好決算を受け3.1%高、ロシア食品スーパー大手マグニトが2.5%高となり、指数の上げを主導した。
17日は反落し、週末18日も値を下げ続落した。17日は米国債利回りの急伸でロシアなど新興国からの投資資金の流出懸念やトランプ米大統領が追加対ロ制裁の準備を国務省に指示したことが嫌気された。ただ、ブレント原油先物は80ドルの大台を超えたことで下げ幅は限られた。
週末18日はブレント原油先物が79.6ドルと、80ドルを割り込んだことや、トランプ米大統領が中国との通商交渉の先行きについて懸念を示したことが嫌気された。
今週(21−25日)のロシア市場は引き続き原油価格、ルーブル相場の動向、地政学的リスク、21日のロシア・インド首脳会談、24日から始まるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム(26日まで)などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は22日の4月小売売上高と4月失業率など。また、原油価格に影響を与える22日の米石油協会(API)と23日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1150−1210のレンジの動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




