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<新興国eye>前週のインド株、カルナタカ州議会選挙後の政権混乱で反落=BRICs市況
2018-05-21 09:58:00.0
前週(14−18日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の18日終値は前日比0.86%安の3万4848.30と4日続落し、週間ベースでも11日終値比1.93%安となり、反落した。
週明け14日の指数は続伸して始まった。12日に投票が行われたインド南部のカルナタカ州議会選挙の結果発表を翌15日に控え買い控えムードの中、この日発表された4月WPI(卸売物価指数)が前年比3.18%上昇と、前月の2.47%上昇を上回り、小高く引けた。
翌15日は小反落にとどまったものの、その後は下げが加速し週末18日まで4日続落した。
15日はカルナタカ州議会選挙の開票が行われ、モディ首相が率いる与党・インド人民党(BJP)が第1党となる見通しとなったものの、過半数の113議席に達せず、第2党となった最大野党の国民会議派が中道左派のジャナタ・ダル(JD−S)党と連立して州知事の指名を目指すことになったことが嫌気された。
16日もカルナタカ州議会選挙後の次期政権をめぐる混乱が不安材料視され、売り優勢。17日は同州議会選挙結果を受けて、同州のBJP党首が州知事に就任したが、今後、他党との連立で過半数の議席を達成できるかは不透明で売りが続いた。また、ブレント原油先物が1バレル当たり80ドルを超え、14年11月以来3年半ぶりの高値水準を付けたことも、石油消費国のインドにとっては追い打ちとなった。
週末18日は同州議会選挙後の政権樹立をめぐって訴訟に発展し先行きが一段と不透明となったことに加え、原油高が続いていることや、米中貿易協議の見通しに対する懸念が強まり、住宅や銀行などを中心に売りが強まった。
今週(21−25日)のインド市場は、引き続き景気動向や主要企業の決算、カルナタカ州議会選挙後の政権の行方、さらには21日のロシア・インド首脳会談などが注目される。主な経済指標の発表は23日のマネーサプライ(M3)や25日の銀行貸出・預金残高など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




