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新興国ニュース

<新興国eye>マレーシア中銀、政策金利据え置きを決定―市場予想通り

2018-05-11 09:54:00.0

 バンク・ネガラ・マレーシア(中銀)は10日の金融政策決定会合で、市場の予想通り、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を3.25%のまま維持することを決めた。

 中銀は16年7月会合で景気刺激のため、政策金利を0.25ポイント引き下げたあと、同9月会合から17年11月会合まで8会合連続で金融政策を据え置いたが、18年1月会合で利上げに転じた。前回3月会合から政策金利を据え置いており、今回で現状維持は2会合連続となる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、インフレ見通しについて、「リンギット(マレーシア通貨)相場が17年より上昇することで輸入物価が抑制され、18年のインフレ率は全体として引き続き緩やかに推移する見通しだ。コアインフレ率の上昇も落ち着いた需要の中、引き続き緩やかになると思われる」と述べ、前回会合時点と同様、インフレ懸念が緩和していることを示した。利上げを決めた1月会合では、「超低金利の状態が長期にわたって続くことによって生じかねない(景気やインフレの見通しに対する)リスクが高まるのを予防することが金融政策のスタンスとして適切である」とインフレ懸念を強めていた。

 ただ、中銀は、前回会合時と同様に、「18年は原油などのコモディティ(国際相場商品)相場が上昇することが予想される。今後のインフレ率は、特に原油価格の先行き次第となるが、原油相場の見通しは依然としてかなり不透明だ」とし、原油の相場変動がインフレ上ブレリスクになるとの見方を示した。

 その上で、今後の金融政策の見通しについて、「現在の政策金利水準は金融緩和の状態にあり、低インフレを維持しながら国内経済が着実に拡大し続けることを目指す金融政策スタンスと合致している。引き続き国内景気とインフレの見通しに対するリスクのバランスを見ていく」と当面の金融政策据え置きに含みを持たせた。

 景気の見通しについては、「最近の経済指標をみると、マレーシア経済は引き続き民間セクターと輸出が拡大していることを示している。今後も世界経済の強い成長見通しと輸出に支えられて国内経済は18年も成長の勢いが持続する」と指摘している。

 次回会合は7月11日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社