新興国ニュース
<新興国eye>前週のブラジル株、米国債利回り上昇懸念後退で続伸=BRICs市況
2018-05-01 10:32:00.0
前週(4月23−27日)のブラジル株式市場は27日のボベスパ指数が前日比0.07%高の8万6444.66となり、週間ベースでも20日終値から1.05%高と続伸した。
週明け23日の指数は小反発して始まった。プラス圏で引けたものの、米10年国債利回りが3%近くまで急伸したことから企業の借り入れコストが増大するとの思惑で米株市場が大幅安となり、ブラジル市場でも投資家がリスク投資を控えたため、さえない展開となった。
翌24日は小反落し、25日も値を下げ続落した。24日も米国債利回りが3%を超えたことで米株市場が続落。ブラジル市場でも売り優勢となった。また、4月ブラジルFGV消費者信頼感指数が前月を下回ったことも嫌気された。25日は米国債利回りの上昇懸念に加え、ブラジル経済の成長懸念や政治不安で自国通貨レアルが一段安となったことが嫌気された。
26日は3日ぶりに急反発し、週末27日も値を上げ続伸した。26日は米10年国債利回りが3%を下回ったことから米株市場が回復。ブラジル市場でも買い安心感が広がった。また、国営石油大手ペトロブラスが株主総会で四半期配当金の支払いを再開することを決めたことを受けて4%以上急伸し、指数の上げを主導した。27日は前日、指数が上値抵抗線の8万6000ポイントを上抜けしたことで上昇勢いが強まる中、エドゥアルド・グアルディア財務相が18年末に国営電力大手エレトロブラスを民営化すべきと発言したことを受けて、同社株が4−5%高と急伸し、相場を押し上げた。
今週の株式市場は、引き続き国内政治や米株市場の動向、米中貿易戦争懸念、景気見通し、原油・鉄鉱石などの国際商品相場などが注目される。主な経済指標の発表は4月30日の3月財政収支や5月2日の4月マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)、2日の4月貿易収支と3日の3月鉱工業生産、4日の4月マークイット・サービス業PMIなど。5月1日は「レーバーデー」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




