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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、アルミ地金UCルサール買い受け続伸=BRICs市況
2018-05-01 10:13:00.0
前週(4月23−27日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の4月27日終値が前日比1.77%高の1167.12となり、前週比でも1.86%高と続伸した。
週明け23日の指数は3日続落して始まった。米政府が4月6日に発動した新たな対ロ制裁の対象リストからアルミ地金生産で世界最大手UCルサールを条件付きで除外する可能性を示したことが好感された。米国はルサールのオーナーでCEO(最高経営責任者)でもある新興財閥のオレグ・デリパスカ氏が経営支配権を譲渡するよう求めている。ただ、こうした地政学的リスクでルーブル安が強まったことから指数を下押しした。
24日は4営業日ぶりに反発した。英国を中心としたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)が対ロ追加制裁を検討していると伝えられたが、アルミ最大手UCルサールなど資源の一角に買いが継続し指数をサポートした。
25日は反落。ブレント原油先物が1バレル=73.5ドルに下落し、ロシア株に利益確定売りが広がった。
26日は反発し、週末27日も値を上げ続伸した。26日は前日下げた原油先物が75ドルに反発したことが支援材料となったものの、ルーブル安の進行でロシア株は伸び悩んだ。27日はルサールのデリパスカCEOが経営支配権を譲渡することで合意したことを受けてルサールが3.1%高と急伸し、指数の上げを主導。また、ロシア中銀が金融政策決定会合で現状維持を決定し追加利下げを避けたことでルーブル高となり指数を押し上げた。
今週のロシア市場は引き続き対ロ制裁や原油価格、ルーブル相場の動向などが焦点となる。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は3日の4月マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)や4日の4月CPI(消費者物価指数)など。また、原油価格に影響を与える1日の米石油協会(API)と2日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。5月1日は「レーバーデー」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




