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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、原油高や地政学リスク後退で3週ぶり反発=BRICs市況

2018-04-23 10:56:00.0

 前週(16−20日)のブラジル株式市場は20日のボベスパ指数が前日比0.32%安の8万5550.09と4日ぶりに反落したが、週間ベースでは13日終値から1.44%高となり、3週ぶりに反発した。

 週明け16日の指数は続落して始まった。ボベスパ指数の先物・オプション取引のSQ(特別清算指数)が算出されるため慎重な取引となる中、ブラジル大統領選挙の先行き不透明感や景気回復ペースが予想以上に遅いことへの懸念で売り優勢となった。2月IBC−Br経済活動指数が前月のマイナス0.65%からプラス0.09%に回復したものの、市場予想のプラス0.13%を下回った。また、ブラジル中銀が発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」でも18年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しが前週予想の対前年比伸び率2.8%増から2.76%増に下方修正された。

 17日は3日ぶりに反発し、18日も大きく値を上げ19日まで3連騰した。17日は原油高を受けて、国営石油大手ペトロブラスが2%近く急騰し、鉱山大手ヴァーレも3%を超す大幅高となり、指数の上げを主導。シリアや北朝鮮をめぐる地政学リスクが後退したことや、中国の堅調な経済データを受けてブラジルの対中輸出が拡大するとの思惑も支援材料となった。18日は前日に続いて原油高となったことや、自国通貨レアルの上昇観測で外資流入期待が高まったことが好感された。レアルは7月までに今より14%上昇するとの見方が出ている。また、鉱山大手ヴァーレが急伸し、これまで売られていた鉄鋼セクターが買い戻され、ウジミナス(ミナスジェライス製鉄所)は8%高と急騰した。

 19日は銀行株が下落する一方でコモディティー(国際相場商品)関連株が上昇するという綱引きの展開となり、指数は小幅高に。

 週末20日は反落。手掛かりに乏しい中でもみ合った。

 今週(23−27日)の株式市場は、引き続き国内政治や米株市場の動向、米中貿易戦争懸念、シリア・北朝鮮情勢、景気見通し、原油・鉄鉱石などの国際商品相場などが注目される。主な経済指標の発表は24日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)4月消費者信頼感指数や25日の3月経常収支、27日のFGV4月IGP−MIインフレ指数と失業率など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社