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<新興国eye>カンボジア経済財政省、公的債務統計報告書を発表
2018-04-13 11:51:00.0
3月23日、カンボジア経済財政省は、2017年公的債務統計報告書を公表しました。カンボジア政府の債務状況について、詳細な統計により報告しています。
1993年から2017年末までの累計でみると、借款契約の総額は、96億8555万ドル(約1兆170億円)となっています。そのうち、87.8%がインフラ整備に向けたものです。
国別では、中国が最大で40億5290万ドル(全体の41.8%)、以下、アジア開発銀行21億1927万ドル(21.9%)、日本12億3501万ドル(12.8%)、世界銀行9億6835万ドル(10.0%)、韓国7億2023万ドル(7.4%)など。2017年末の債務残高は、66億7362万ドル(約7007億円)となっています。
債務持続性分析を見てみると、公的対外債務の現在価値の対GDP(国内総生産)比率は22.8%(基準値40%)、同対輸出比率30.8%(同150%)、同対歳入比率135.8%(同250%)、債務返済比率(債務返済の対輸出比率)1.6%(同20%)、債務返済の対歳入比率7.0%(同20%)と、いずれも健全とされる基準値内に収まっており、全く問題ありません。
対外債務については、カンボジアは大変な優等生ということができ、世界銀行・国際通貨基金の判定でも「低リスク国(青信号国)」に分類されています。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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