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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、元スパイ毒殺未遂めぐる欧州との対立懸念で反落=BRICs市況
2018-04-02 10:58:00.0
前週(3月26−30日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の30日終値が前日比0.19%高の1249.41と続伸したものの、前週比では0.95%安と反落した。
26日、3月4日に英国で発生したロシア人の元二重スパイ、セルゲイ・スクリパル氏と娘のロシア製神経剤による毒殺未遂事件に絡んで米国と欧州が合わせて100人を超すロシア外交官を国外追放すると発表し、ロシアと西側の政治摩擦が激化したこと、また、ブレント原油先物が1バレル当たり69.5ドルに下落したことが嫌気され売りが優勢となった。翌27日は原油価格が69ドルに続落したものの、米国による中国からの最大600億ドル相当の輸入品に対する制裁関税をめぐって米中協議が始まったことから米中貿易摩擦懸念が後退し買いが優勢となった。
28日はブレント原油先物が米国の週間石油在庫の増加を受けて68ドルに下落したことや、西側諸国がロシア外交官の追放を発表し、ロシアもそれに対し報復措置を講じるとの思惑で政治摩擦懸念が強まり売りが優勢となった。29日は欧州の株式市場が回復したことや、OPEC(石油輸出国機構)の加盟国と非加盟国が原油増産凍結合意を19年まで延長することで合意するとの思惑で原油価格が69ドルを超えたことが支援材料となった。週末30日は欧米の株式市場の大半がイースター(復活祭)で休場となりロシア市場でも外国人投資家が不在となったことで買いが細る中、前日の原油高が引き続き材料視された。
今週(2−6日)のロシア市場は引き続き海外株式市場や原油価格、ルーブル相場の動向に加え、4日のロシアとトルコ、イランの3者首脳会談などが焦点となる。この他、相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は2日のロシア3月製造業PMI(購買担当者景気指数)や3日の昨年10−12月期GDP(国内総生産)伸び率、4日の3月非製造業PMI、6日の3月CPI(消費者物価指数)など。また、原油価格に影響を与える3日の米石油協会(API)と4日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




