新興国ニュース
<新興国eye>前週の上海総合指数、貿易摩擦懸念後退や朝鮮情勢好転期待で3週ぶり反発=BRICs市況
2018-04-02 10:24:00.0
前週(3月26−30日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の30日終値が23日終値比0.51%高の3168.9と3週ぶりに反発した。
週明け26日は指数が4営業日続落して始まったが、翌27日は5営業日ぶりに反発。28日は反落したものの、29日は反発し、週末30日も値を上げて2日続伸した。
週初は、米国が前週22日に中国からの最大600億ドル相当の輸入品に制裁関税を適用すると発表したのを嫌気して売りが先行したが、後場に米中両国が制裁関税をめぐって協議を開始したと伝えられると米中貿易摩擦懸念が後退し買いが優勢となって下げ幅を縮小。翌27日は制裁関税をめぐる米中協議の開始が引き続き支援材料となった他、中国人民銀行(中銀)が人民元の対ドル基準レートを2年7カ月ぶりの元高水準に設定したことも好感された。
28日は中国国営の環球時報が中国政府は米国に報復関税を課す米国製品の品目リストを近く公表すると伝えたことで売りが強まった。
29日、中国財政部がこの日発表した国有企業・国有持株会社(金融関連除く)の1−2月期の利益総額が前年比25.3%増の3672億9000万人民元と、17年通期の23.5%増から伸びが加速したこと、また、北朝鮮問題で韓国が4月27日に北朝鮮と南北首脳会談を開催すると発表したことが好感された。週末30日はハイテク株比率が高い新興企業向け市場である創業板(チャイネクスト)の総合指数が3.16%高と堅調となったことで買いが優勢となった。
今週(2−4日)の株式市場では引き続き米国との貿易摩擦懸念や海外株の動向、景気、人民元相場、コモディティー相場の動きが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は2日の3月CAIXIN(財新)中国製造業PMI(購買担当者景気指数)など。5、6日は「清明節」の祝日(7日まで)で休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




