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<新興国eye>チェコ中銀、政策金利を全員一致で据え置き―年末に再利上げ示唆
2018-03-30 09:21:00.0
チェコ国立銀行(中央銀行)は29日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を全員一致で、現状の0.75%のまま維持することを決めた。
中銀は17年8月会合で08年2月以来8年半ぶりに0.20ポイント引き上げ、同11月会合でも0.25ポイントの再利上げを実施。同12月の会合では政策金利は賛成多数で据え置かれたが、前回2月会合で17年8月以降の半年間で3度目となる利上げが実施され、政策金利は計0.70ポイント引き上げられている。
中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、「2月のインフレ率が1年以上ぶりに物価目標(2%上昇)を下回った」と目先のインフレ加速懸念が後退していることを挙げた。ただ、インフレ見通しについては、「現在の経済予測では、インフレ率は年内までに物価目標の2%上昇を上回り、19年初めには物価目標の水準に戻ると予想している。2月の利上げのあと、早くて18年末、もしくは19年にさらなる利上げが必要になるという見方は経済予測と合致する」とし、早ければ年末にも再利上げする可能性を示唆した。
また、「経済予測の上ブレ・下ブレリスクのバランスは金融政策の時間軸で見ると、ややインフレ下ブレリスクになっている。年初にインフレ率が想定以上に急速に低下したことが影響しそうだ。しかし、今後数四半期は、コルナ相場の上昇ペースが現在の予測よりもっと緩やかになることから、インフレリスクは反対方向(上ブレ方向)になる可能性もある」との見方を示した。
景気の現状認識については、「17年10−12月期のGDP(国内総生産)と賃金の伸びは予測をやや下回った。これは家計消費の伸びが予想より低い伸びとなったためだが、強い雇用市場や家計所得の急速な伸びに支えられて家計消費の勢いは依然として強い」としている。
中銀の次回会合は5月3日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




