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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高や大手行増配観測受け反発=BRICs市況

2018-03-26 10:45:00.0

 前週(19−23日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の23日終値が前日比0.20%高の1261.44となり、前週比でも0.57%高と反発した。

 週明け19日の指数は反落して始まった。前日のロシア大統領選挙で、プーチン大統領が76.6%の得票率で圧勝したことを受け買いが先行したが、その後は海外株安や原油安に押され売り優勢となった。

 20日は反発し、21日も値を上げ続伸した。20日はOPEC(石油輸出国機構)が世界の石油需給が第2−第3四半期に拮抗するとの見通しを受けてブレント原油先物が1バレル=67.5ドルに上昇したことが好感された。21日も原油価格がEIA(米エネルギー情報局)の週間統計で原油在庫が減少したことから69.8ドルに急伸したことや、ロシア連邦貯蓄銀行(ズベルバンク)の増配観測などが買い材料となった。

 22日は3日ぶりに反落。原油先物価格が調整した他、米政府がこの日、中国からの最大600億ドル相当の輸入品に対し制裁関税を課すことを決定し、海外市場が軟調となったことからロシア株も売られた。

 週末23日は、中国政府が米国からの約30億ドル相当の輸入品への関税を引き上げる報復措置を発表したことから世界的な貿易戦争に発展するとの懸念で海外市場が下落し、ロシア株も売りが先行したが、その後、ロシア中央銀行が市場予想通り利下げを決定したことや、ブレント原油先物が70ドルの大台を突破したことで買い優勢に転じた。原油相場急伸の背景には米政府がイランの核開発を制限する核合意を否定し新たな制裁措置を講じ、その結果、世界の原油供給量が減少するとの思惑が広がったこと、また、産油国サウジアラビアがOPEC(石油輸出国機構)の加盟国と非加盟国が原油増産凍結合意を19年まで延長する見通しを示したことがある。

 今週(26−30日)のロシア市場は引き続き海外の株式動向や原油価格、ルーブル相場の動向などが焦点となる。この他、相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表はないが、原油価格に影響を与える27日の米石油協会(API)と28日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計が注目される。RTS指数は1230−1290ポイントの動きが予想される。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社