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<新興国eye>前週の上海総合指数、貿易戦争擦懸念受け続落=BRICs市況
2018-03-26 09:26:00.0
前週(19−23日)の中国株式市場は主要指標となる上海総合指数の23日終値が16日終値比3.58%安の3152.76となり、続落した。
週明け19日の指数が5日ぶりに反発し、翌20日も値を上げ続伸した。19日は、第13期全国人民代表大会(全人代)で政府の主要閣僚の顔ぶれが市場の想定内で決まる中、この日の全人代で、中国人民銀行(中銀)の新総裁に易綱・副総裁の昇格が決まったのは想定外だったが、市場では中銀の政策は継続されるとの見方で買い安心感が広がった。20日は李克強首相が会見で、「経済をさらに開放し海外企業の門戸をより拡大する」と述べたことが好感された。ヘルスケア株が政府の経済改革で恩恵を受けるとの見方で買われ、指数の上げを主導した。
21日は反落し、週末23日まで3日続落した。21日はFOMC(米連邦公開市場委員会)で米利上げが予想される中、中国でも市中金利が上昇するとの懸念で売りが優勢となり、22日に米利上げが決まったことで指数はさらに下押した。中国人民銀行は米利上げに追随して公開市場操作(オペ)で7日物金利を2.5%から0.05ポイント引き上げている。週末23日、前日に米政府が中国からの最大600億ドル相当の輸入品に制裁関税を課すと発表したことを受け、中国政府が米国からの約30億ドル相当の輸入品への関税を引き上げる報復措置を発表。世界的な貿易戦争に発展するとの懸念が強まり、指数は一段安となった。
今週(26−30日)の株式市場では引き続き米国との貿易摩擦懸念や海外株の動向、景気、人民元相場、コモディティ相場の動きが注目される。相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は31日の3月製造業PMI(購買担当者景気指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




