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新興国ニュース

<新興国eye>米国、ベトナム産チャ魚に過去最高の反ダンピング課税を決定

2018-03-22 14:10:00.0

 米商務省(DOC)は、ベトナム産チャ魚(ナマズの一種)の冷凍切り身が米国内に及ぼした影響を調査(対象期間:15年8月1日−16年7月31日、通称POR13)し、その最終結果を発表した。

 これにより、ベトナムのチャ魚輸出業者11社が反ダンピング課税の対象となり、1キロ=3.87−7.74ドル(約410−820円)が課税されることになる。これはベトナムのチャ魚輸出業者にとって過去最高税率となる。

 7.74ドル(約820円)が課されるのは、第2カドビメックス水産加工社、ホアンロン水産加工社の2社。この課税額は仮決定で発表された課税額の3.2倍、前回調査(POR12)時の9.7倍となる。

 3.87−7.74ドル未満の税が課されるのは、ゴダン、カントー水産輸出入、クーロン水産輸出入、ダイタイン水産、グリーンファーム,フンブオン水産(HVG)、NTSF水産、南部水産工業、ビンクアン水産の9社。この課税額は仮決定で発表された課税額を60%上回り、前回調査(POR12)時の4.9倍。

 今回の高い反ダンピング税率により、米国にチャ魚を輸出することができるベトナム企業はビンホアン水産(VHC)とビエンドン水産の2社のみとなる。残りの企業は対米輸出で赤字となるため、輸出停止はやむを得ない状況だ。

 ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)は、米商務省による高い反ダンピング税率の適用は不正確な決定だとし、同省に対してこの決定を見直すよう働きかけることを明らかにした。

【筆者:Viet Economic Research&AdVISory Corp.(VERAC)】
2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業740社超の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは22万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。

*当該記事は外部執筆者により作成されたものです。記事は執筆者が信頼できると判断したデータなどにより作成いたしましたが、その正確性などについて保証するものではありません。

提供:モーニングスター社