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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、英国の対ロ制裁など地政学的リスクで反落=BRICs市況

2018-03-19 12:22:00.0

 前週(12−16日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の16日終値が前日比0.56%高の1254.29と反発したが、前週比では2.43%安と大きく反落した。

 週明け12日の指数は反落して始まった。EU(欧州連合)が対ロ制裁を9月まで半年間延長したことを受けてルーブル安となったことや、ブレント原油先物が1バレル=65ドルを下回ったことが嫌気され、売りが強まった。

 13日は、買いが先行したが、去る4日に英国で起きたロシア製神経剤によるロシア人元二重スパイ毒殺未遂事件で、メイ英首相がロシア政府の関与を非難し制裁措置を講じる方針を示したことで上値が重くなった。

 14日は急反落し、15日も値を下げ続落。14日は原油安が進んだことに加え、メイ英首相がロシア人元二重スパイ毒殺未遂事件に対する対ロ制裁措置として23人のロシア外交官の国外追放などを発表したことから英ロ関係の悪化が懸念されたことや、米国の重要閣僚の相次ぐ更迭で鉄鋼・アルミニウム輸入制限の発動による貿易戦争に発展するとの見方が強まり、嫌気売りが出た。15日はEIA(米エネルギー情報局)が世界石油需要見通しを引き上げたことで原油価格が65ドル台に回復したが、英国による対ロ制裁や世界貿易戦争などの地政学的リスクが引き続き強まり、売り優勢となった。

 週末16日は3日ぶりに反発。米国が新たな対ロ制裁措置を発表したことで売りが先行したものの、ブレント原油先物が66ドル台に回復したことで、引けにかけて相場は持ち直した。

 今週(19−23日)のロシア市場は引き続き海外の株式動向や原油価格、ルーブル相場の動向、23日のロシア中銀の金融政策決定会合などが焦点となる。市場では中銀は0.25ポイント、または、0.50ポイントの追加利上げを予想している。一方、18日のロシア大統領選挙でプーチン大統領の24年までの続投が決まり、相場は回復する見通し。この他、相場に影響を与えそうな主な経済指標の発表は19日の2月鉱工業生産や21日の2月失業率など。また、原油価格に影響を与える20日の米石油協会(API)と21日のEIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計も注目される。RTS指数は1230−1290ポイントの動きが予想される。

<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社