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<新興国eye>前週のインド株、貿易戦争懸念受け3週続落=BRICs市況
2018-03-19 10:57:00.0
前週(12−16日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の16日終値は前日比1.51%安の3万3176.00と4日続落し、週間ベースでも9日終値比0.39%安となり、3週続落した。
週明け12日の指数は反発して始まった。前の週末に発表された強い米2月雇用統計を受け海外株式市場が堅調となった流れからインド株も買われた。
翌13日は小反落し、週末16日まで4日続落した。
13日はこの日発表されたインド2月CPI(消費者物価指数)が2カ月連続で伸びが鈍化したことから、インド準備銀行(RBI)による目先の利上げ懸念が後退し、金融株が買われた。ただ、持ち株会社タタ・サンズがIT大手タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)株を売却する方針が嫌気されてTCSが大幅下落したことが指数の押し下げにつながった。
14日は国営パンジャブ・ナショナル銀行(PNB)の不正取引額が新たに94億2000万ルピー(約153億円)増えたことや、BRIが国内各行に対し、貿易金融で利用され不正取引の温床となっている融資確約証(LOU)の発行を禁止したことが売り材料となった。15日もパンジャブ・ナショナル銀行の不正取引が引き続き嫌気され投資家のリスク投資が抑えられた。
週末16日は金融株がさえない展開となる中、米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限発動で貿易戦争に発展するとの懸念が再燃し売り優勢となった。
今週(19−23日)のインド市場は、引き続き米国の鉄鋼・アルミニウム輸入制限絡みの懸念や景気動向、企業決算が注目される。主な経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




