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<新興国eye>欧州特許庁とカンボジアとの協定が発効
2018-03-16 11:12:00.0
欧州特許庁は、カンボジア政府との間で締結された協定について、カンボジアでの批准手続き等が完了し、3月1日に発効したと発表しました。この協定により、カンボジアは、アジアで初めての欧州の特許の拡張国となり、カンボジア国内においても欧州特許庁が認めている特許は保護されることとなります。
協定は、当初17年7月に発効する予定でしたが、カンボジアの批准手続きや関連規程整備の遅れにより、発効が遅れていました。カンボジアは17年11月24日にこの協定を批准し、12月8日にこの協定の手続きに関する省令を公布しました。
なお、医薬品については、33年までの過渡期間中はこの協定の対象としないとするWTO(世界貿易機構)適用除外の対象とするとしています(ジェネリック医薬品に対する配慮です)。
この協定により、欧州で申請・認可された特許がカンボジアでも保護されることとなり、欧州企業にとっては、カンボジアに進出するインセンティブの1つになるものと期待されます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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